創刊から51年続く日用品・生活雑貨専門の業界紙です。話題商品・業界最新情報をいち早くお届けします。

生活雑貨の業界紙:リビングタイムス
トップ > 決算・業績・合併・提携など > ウォルマート 世界の小売業1位 2019年度
2021年11月08日

ウォルマート 世界の小売業1位 2019年度


イオンが14位、セブンアンドアイ18位に
2019年度の世界の小売業の上位250社の総小売売上高は、前年度の4兆7,400億米ドルから増加し、4兆8,500米ドルに達した。1社当たりの平均は194億米ドルであった。為替変動調整後の対前年度比平均成長率は4.4%と、前年の4.1%を上回った。

上位250位以内の企業の平均売上高は40億米ドルで、前年の39億米ドルから上昇している。上位10社は引き続き米国企業が独占し、うち7社は米国に拠点を置いている。

日本企業ではイオンが14位(前回調査13位)、セブンアンドアイ・ホールディングス18位(同19位)などが連なっている。ドン・キホーテ66位(同92位、PPI)、ホームセンター業態ではベイシアグループ、ドラッグストアではツルハホールディングス135位(同151位)、コスモス薬局173位(同186位)、マツモトキヨシホールディングス197位(同199位)、スギホールディングス211位(同230位)、大創産業241位(同247位)などがあがっている。

上位250社の事業展開国数は平均11.1カ国。上位10社では13.0か国とよりグローバルな事業を展開している。

地域別では欧州企業が87社(34.8%)と最も多く、上位250社の小売売上高に占める割合が最も高い地域は北米だけで47.1%を占めている。

商品セクター別では、日用消費財が上位250社に含まれる企業数が最も多かった(135社:54%)。上位250社の19年度の小売売上高の66%を占める。

アジア太平洋を拠点としている9社が、上位250社へ新たに加わった。

急成長小売企業50社では、ECとディスカウントストアが高い小売売上高成長率を主導している。

今年で24回目のGlobal Powers of Retailingの最新版をデロイト トーマツ グループ(東京都千代田区)がレポート「世界の小売業ランキング2021」(日本語訳)として発表した。