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2019年04月24日

【新社長インタビュー】 池田克也・梶原産業社長


 池田克也・梶原産業社長

次につながる仕事を
梶原産業(大阪府東大阪市)社長に2019年3月、池田克也氏が就任した。前職の地方銀行では主に法人担当。2014年同社に出向、翌年転籍入社し、直近まで取締役管理本部長を務めた。長年培った相談型・問題解決型営業、取引先に寄り添う業務を進めていくという。1958年生まれ。

 

 今を表す個人消費のキーワードは一進一退・多様化・二極化です。われわれには節約志向がプラスされるという厳しい状況です。ただ、訪日外国人数が伸び続けており、関連部門の業績は堅調です。

 こうした中で安定的な売上とリピート受注の手堅い業態の1つがリアル店舗です。インターネットやカタログ通販なども大切な取引先です。

 一般論でもありますが、取引先の声は――順調に取引額を伸ばしているところからは「引き続き、良好な関係を」と、前年並みの企業からは「ここで1つ、2つ活を入れる提案を」であり、取引額が前年割れ企業は「叱咤とともに激励や業績アップの提案を」に集約されます。

 問題解決には1つずつ取り組みます。愚直な姿勢が勝者への鉄則ですから。

 営業マンには、「取引先の相談役であれ」と言い続けています。商品を卸すだけで終わらず、次につながる仕事が大事だと強調しています。

電響社グループの一員として相乗効果を念頭に置く。家電品の売り場であってもライフスタイルを織り込んだ発想は大事。季節型家電品をPB商品として販売もしてきました。

得意先から「注文を取る」というより、「情報を取る」という姿勢と問題解決に導く思考や実行力が大事です。
 変化が激しい中で社員には感性を磨くことも奨励しています。ファッションは価値だという考え、ライフスタイルを提案しているという意識bを持って欲しい。
 「価格先行か」「売り場づくりか」という局面に当たることもあるでしょう。大切なのは消費者の買いにつながる訴求力です。
 商談を完結させるにはメーカーの協力は不可欠です。商品ごとに生い立ちや「こだわり」を理解し、販売店にストーリーとして伝える。これも問屋の責務です。

 同様に販売店の声をメーカーに伝え、商品開発につながるヒントを提供する。そのためには消費者はどの商品をどういったタイミングで買うのか。私たちが感性を磨き、アンテナを張る。

 問屋とは商品在庫を抱えた物流業です。人や物を動かせば経費が伴います。作業の1工程ごとに利益を流出させない工夫や配慮が欠かせません。配送の回数頻度、梱包の姿、業者や定期便かチャーター便かといった工程ごと選択が積み重なって利益を生み、効率化と呼べるものになる。

 昨年春から物流の見直しており、これまでの拠点を本社と大阪府柏原市に集約する方向で取り組んでいるところです。

 今期スローガンをチャレンジとしました。新規業態への取り組み、新商品の積極的な導入なども含み、意思決定スピードを速めます。
(2019年4月23日、梶原産業の本社でインタビュー)