創刊から51年続く日用品・生活雑貨専門の業界紙です。話題商品・業界最新情報をいち早くお届けします。

生活雑貨の業界紙:リビングタイムス
トップ > インタビュー > 鴻池良一・スケーター会長「ピンチはチャンスになる」
2020年06月13日

鴻池良一・スケーター会長「ピンチはチャンスになる」


  鴻池良一・スケーター会長

 

スケーター(奈良市)は春夏シーズンの商談の最中、遭遇。新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言が解除されたとは言え、広く大きく、深くにその影響を及ぼしている。2020年7月中旬、奈良市内の同社本社と東京都内の2カ所で新製品内見会を開催する。どう臨もうとしているのか。鴻池良一会長に聞いた。

学校が休校し、大人は在宅勤務、外出自粛となったことから、主力のランチボックスや行楽用品などが動かなくなりましたが、調理用品や保存用品などは好調でした。

コロナ禍は幾分沈静化下したとは言え、変化やその動きのスピードに即応できず、さまざまな局面で収拾がついていません。人の考えや行動、取り巻く環境が徐々に変わり、広まっていくでしょう。当面、市場をよく観察していくことが大事です。

流通もメーカーも自らの先の見通しについて悩んでいます。新しい何かに取り組む意志や行動力が必要です。閉塞感の打開へのヒントを示さねばならないと思っています。

今回の新製品内見会は奈良本社で7月15日から、東京・アキバスクエアでは29日から開きます。特に販路の開拓、それぞれの販路に合った商品の企画・開発を前面に押し出していきます。

売り場に向けてはカテゴリーにとらわれないトータル展開を提案。ランチボックスも新たな機能を付けます。子どもを対象にしたマスクや加湿器の新製品も発表します。それぞれに特徴や印象の鮮明な商材を投入します。

来場される流通関係の皆さんに「感動・感激・驚きを提供する」という考えで臨んでいます。

日本が少子高齢であることから、海外はますます重要な市場と言えます。米国、欧州、東南アジア、中国、韓国、台湾などを想定し、スケーターのオリジナルデザインを売り込んでいきます。

当社での販売比は現状5%程度ですが、カテゴリーを広げる一方、スケーターが商品化した日本製品やオリジナルデザインを売り込んでいきます。

コロナ禍をきっかけに「備蓄」の重要性が見直されており、政府は「災害非常時に即刻出荷」を条件に、設備投資や在庫資金などの優遇策を打ち出しており、これにも積極的に参加していきます。

小康状態とは言え、コロナ禍の今、ピンチではありますが、自社の方向性を明確にすることでビジネスチャンスへと変えていきたいと考えています。

【関連記事】スケーター内見会、2020年7月 奈良と東京で