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2015年08月01日

石川宣博・中山福社長インタビュー

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  石川 宣博社長

消費者の目線大事 SM販路の開拓へ
  2015年2月開催の春季見本市でメーカーを前に、消費者目線による商品施策、ブランディング強化を打ち出した石川社長。それから半年。今、取り組んでいる課題などを見本市会場で聞いた。

     ◎
 ――会場では「ベストコ」のロゴが目を引きます。
 石川
 ベストコは当社の唯一のブランドです。しっかり育てていく考えです。

 ただ現状は鍋類などが大半であり、商品作りはプロの目線によるものです。

 そこで今後の商品開発には消費者の目線を取り入れ、さらに練られた商品を提供していきます。
 
 子どもを持つお母さんや家事の中心にある主婦たちのフィルターを通して商品開発を進めると同時に、プロモーション活動を通じて販売を強化・促進していきます。

 このため、マーケティング会社との契約も交わしました。定期的な会合やイベントなどがすでに動き出しています。現行商品の改廃もこうした考えに沿って進めていきます。

 ――定款が変更されました。
 石川
 取り扱う商品の品目を広げました。現状に固執する必要はなく、消費者の支持を得られるのであれば今後も広げていきます。

 ――当面の重点課題は。
石川
 ホームセンターへの販売比重が大きく、ここに当社の強みが生かされています。しかし、販路の開拓は大事で、当面、食品系のスーパーマーケットを掘り起こしていきます。スーパー業態での消費は手堅いのが主な理由です。

 既存の枠組みを超えて異業種商材を販売する、「クロスマーチャンダイジング」に取り組んでおられるスーパーマーケットは業績を伸ばしています。

 いわゆる食品売り場で、魚や肉、野菜などと一緒に私たちの扱う雑貨商品を売ってほしい。食品以外でも販売を伸ばしていただき、得意先全体に対してプラスアルファの貢献ができるような提案をしていきたい。

 今回、会場ではそうした当社の考えの一端を率直に表現できたと思います。

 既存の領域へのこだわり、抵抗感を薄めることが成否の分け目になるでしょう。

 ――こうした考えに沿いながら、もう一歩踏み込んでいくには。
 石川
 私たちの意識改革が大切です。難問に立ち向かう際、従来の立ち居地に戻ろうとしたり、ともすれば手馴れた手法に頼ろうとするものですが、難問解決に王道はなく、正面突破への意志、姿勢、知恵の積み重ねが大事です。

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