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2017年03月01日

中山福 2017年春季見本市


 

子育てとシニアの世代へ
中山福(大阪市・東京都)は2017年2月7日~9日、大阪市内のマイドームおおさかで、「第128回春季見本市」を開いた。「消費者目線」を開催テーマに、子育て世代の主婦に向けた企画や手付かずの市場として注目されているシニア世代へ提案を行った。出展メーカーは125社で、過去最多だった2016年7月開催の横浜会場の123社を上回った。

女性目線を重視した商品企画や企画提案に力を入れており、ママの総合応援事業会社マザープラスとの共同企画も3年目に入った。

子育て世代の主婦にターゲットを絞り、便利で手軽に役に立つ商品に「お勧めポップ」を添える「マザープラスレコメンド企画」を前面に押し出した。本企画は主婦たちが実際に事前棚割りに参加、商品を選んだ理由や使用感などを書き添えたもので、特に主婦からの要望が多かった「ベビーグッズ」「ピクニック」「ママ友パーティー」「コンログリルクッキング」「キッチン清掃」など各種企画をシーン別に展示した。

「ハッピーシニア」と掲げた企画は初めて手掛けたもの。「65歳高齢者」の定説を再考するような議論が高まり、新しい市場として小売業関係者らも関心を寄せている。シニア企画はそうしたタイミングの中で打ち出された。

「シニア世代に使ってもらえればその特長がより一層生きるという機能や性能を持つ商品は少なくない」(石川宣博社長の話)。

あらかじめシニア世代に特化して企画された商品ではないが、趣旨に沿うとしてアウトドア・お酒・お茶・コーヒー・睡眠・浴用・ヘルスケアなどの生活スタイルに合う商品を集めた。

「ベストコ」コーナーでは子会社インターフォルム(神戸市)のデザイナーを起用したインテリア志向の強いフライパンやアイデア系の室内物干し用品などをシリーズ企画として紹介した。

サントリーとの共同企画は自家製梅酒作りで、ガラス製密封瓶と大容量紙パック入りブランデーとのコラボ企画を推奨、「香り高い梅酒作り」をテーマに実演を交えて提案を行った。

初日、朝礼で石川宣博社長は出展メーカー各社を前に次のように話した。

「いよいよ小売業による最終決戦の時を迎えた」と、ある小売業のトップが言われたが、身の引き締まる思いで聴いた。

ベンダーはメーカーの新商品を必死になって売り、市場を起こすのが使命です。マーケットの喚起に徹したい。

今回、「消費者目線」をテーマとしたが、あらためてその原点に返りました。マザープラスとの連携も回を重ね、少しずつ充実してきました。
プロを対象とした見本市ではあるが、100人近くのマザープラス会員の主婦を招いて商品を見てもらう。彼女らの声を商品開発や改良に活かせてもらえれば企画趣旨に沿うものと思います。

シニア向け商材も集めた。初企画なので課題は多いが、大きな市場になるとの思いで取り組みました。今後もメーカーとタッグを組んでシニア市場を創出していきたい。