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2018年07月23日

中山福 シニア市場へのアプローチ


(2018年7月10日~12日、横浜市内で開かれた中山福主催の見本市会場で)

 

ラジオ番組で団塊世代の女性らに
中山福は4月からラジオ大阪でシニア層の女性の聴取者として想定した番組「こだわりシニアンナ」の放送を始めた。同社のメーカー部門であるベストコが提供する。

 

中山福が取引するメーカー各社から経営者や開発担当者を招き、シニア市場にフィットする製品の開発コンセプトや魅力を紹介している。

番組サイドのパーソナリティーに一般の主婦を交え、消費者目線での本音のトークが好評で、これまでHARIO、タニタ、ピーコック魔法瓶工業、アラミックなど多彩なメーカーが出演している。

 

番組の企画とともに「シニアンナ」のタイトルを考案した同社の森本常務は「シニアンナ」世代を60歳~75歳の女性と想定。「団塊の世代とその影響を受けた世代の女性たちは、消費は美徳といわれた高度成長期に多感な時期を過ごし、豊かな消費経験を有している」と話している。その消費行動のキーワードは上質・健康・有意義・信頼として、これらを満たすこだわりの製品を紹介している。

 

「ただ、女性もシニアと呼ばれるのは抵抗があり、可愛い女性の代名詞としての『アンナ』を繋げたネーミングとした」(森本常務)。

 

番組「こだわりシニアンナ」はラジオ大阪で、毎週土曜日午前10:30~10:45放送している。放送日以外でも同局の番組ホームページやスマートフォンのアプリradikoなどで聴ける。