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2018年07月23日

中山福 ガーデニング提案 2018秋冬見本市で

中山福(大阪市、東京都中央区)主催の「第131回中山福見本市~2018秋冬~」が2018年7月10日~12日、横浜市内のパシフィコ横浜で開かれた。

自社オリジナル商品(ベストコ)コーナーでは、室内で植物を気軽に育てながらスマートに楽しめる「インドアガーデニング用品」を集中的に特集。さらに新素材を採用したマット類をはじめ、ランドリー、主力のキッチン用品などを用途別に集合展示した。

出展は123社、うち新規出展は3社だった。来場はこれまでの得意先に加えて、園芸関連で70社弱、新規得意先として新たに40社を招待した。

 

ガーデニング提案はあらかじめ案内状で予告した新企画。園芸部門の関係者も招待し、「家庭用品卸が提案するガーデニング」を発信した。これも事業領域を新たに広げるための一環だ。

植物も土も入れ替えずにポリポットのままで鉢に入れられるフラワーポット(土器製)を大量に出品した。ブリキ製の鉢カバーもデザインやサイズが豊富で、植木鉢以外に玄関やリビングで収納容器としても使える仕様。ガーデンテーブルや椅子など大型商品も並んだ。鉄鋳物製棚受け金具などエクステリア用品はデザインをアンティーク調で統一。インドアガーデンの楽しみを広げるアイテムを中山福の視点とセンスで開発・編集した。

今回の園芸特集は、今年新たに子会社化した園芸用品や収納用品などのプラスチック成型メーカー・グリーンパル(新潟県三条市、GP)との相乗効果を図るのがねらい。座ったまま横に移動しながら草取りや農作業ができる、機能的なキャスター付きのイス「フィールドカート」はGPのロングラン商品のひとつ。共同開発ができるメリットを活かして新しい客層を掘り起こしていく。

 

このほかの「ベストコ」商品では、主力の鍋・フライパンなどの定番品に加え、季節性のある器物を集中的に提案。カテゴリーベンダーとしての存在感を示した。形状・色・用途など、品ぞろえは圧倒的だった。

 

量販店やホームセンターの集客アップを狙った「店舗形態ブース」は、この見本市での目玉企画。奥行きのある大型の小間を23社に提供し、「リアル店舗内でのショップ・イン・ショップとしてそのままの状態で提案ができる小間」としての体裁を整えて大々的にアピールした。