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2018年02月19日

中山福 2018春季見本市 【報告】

独自商品と女性目線の提案
中山福(大阪市)主催の「第130回中山福見本市~2018春夏~」が2018年2月6日から3日間、大阪市中央区本町橋のマイドームおおさかで開かれた。

オリジナル商品ブースでは新商品を発表、企画コーナーでは今年も春・夏の売り方の企画提案を行った。メーカーの出展は112社だった。

春から夏へかけての暮らしの記念日に焦点を当てた催事企画「シーゾナル イベント セールス ナビ」は3階会場の5分の1を占めた。棚割り商品群に添える展示パネルには気候の変化に則した分析情報を盛るなど、バイイングの後押しを図った。

行楽、新生活を想定した暮らしの模様替え、庭や野外での家族間のコミュニケーションを促す「アウトドアクッキング」の勧め、年末の大掃除よりも初夏に始める「中掃除」、資源ごみの分別とごみ出しをサポートするグッズ、デッドスペースを有効活用できる賢い収納用品など、8本の企画提案を発表した。

自社ブランド「ベストコ」は従来のダイニング・キッチン用品からカテゴリーを広げ、物干しをはじめ、新しい商品群をきめ細かく掘り起こしていく姿勢を強く出した。

「スーパーストロングIHフライパン 鉄シリーズ」も独自商品で、フライパンと玉子焼き器の5点で構成。表面は塗装でなく、窒素で鉄を丈夫にする「窒化加工」。水洗い・自然乾燥でも錆びにくく、適度な凹凸が油のなじみを良くし、こびり付きにくい。

数年前から、女性目線の企画提案に力を入れており、引き続きマザープラス(大阪市)との共同ブースも出展した。今回はメーカーの商品の中から同社会員が「お気に入り」を投票し、結果を2日目終了後、発表した。