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2013年09月20日

12業態52兆円(2%増) 2012年度総売上高は52兆 7198億円

百貨店やスーパー、ホームセンター、百円均一店など、日本の主な小売業12業態を合わせた2012年度総売上高は52兆7198億円だった。08年度に比べると2・0%増で、増加額は1兆0573億円となった。

長期不況とは言われているものの、いったどの小売り業態が伸ばしたのか、反対にどの小売業の業績が低迷しているのか。
台所用品など、住生活の関連部門で高い伸び率を示したのは通信販売で前年度に比べて22・9%増やした。総売上高は2兆5911億円。
ついで、百円均一店の大手4社も8・0%増やした。しかし、この業態は商品1点の売価が100円で、大手4社を合計した売上高は5431億円となる。

おなじみのホームセンター(HC、全部門)は0・8%増で、総売上高は3兆9430億円。07年度以降、およそ40社あるHCの総売上高は4兆円を目前に足踏み状態のままである。店舗数は09年度に4000の大台に乗せて以来、再び増え続けている。
とはいっても、後輩格でぐんぐん成長しているドラッグストアには2兆円の差をあけられている。

頭の痛いのは百貨店だ。08度に比べて百貨店の住関連部門の売上高は前年度に比べて15・6%減少した。その総売上高は2989億円で、3000億円台を割り込んでしまった。
「スーパー(マーケット)」ともいわれている量販店の住関連も1・8%減で2兆5911億円となった。とにかく図体の大きい売り場を抱える小売り業態は低迷している。取り巻く環境の変化に小回りがきかなくなっている。
再編が進む家電量販店も総売上高は3・3%減となった。ナンバーワンのヤマダ電機が一服してるのがこの業界の一面を現している。