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2014年01月27日

おいしい給食システムに越前漆器

介護者と介護施設の視点にたった給食システムを開発
株式会社下村漆器店   鯖江市片山町8-7  TEL: 0778-65-0024
越前漆器の製造販売を行う下村漆器店は、2012年、全国初の給食サービス「インカートクックシステム」を開発しました。ユーザーは介護施設や病院で、こうした施設では効率的な調理方法と美味しさの向上、人件費やエネルギーコストの削減といった課題を抱えていることに着眼しました。

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開発したのは、生の食材を食器に盛り付けてお盆にのせ、IH加熱カートの中で加熱調理し、お盆ごと食事を出せるという新しい調理方法に、レシピ作成や食材開発、衛生指導などのサポートをパッケージ化したシステム。調理工程を見直し、工程を短縮してコスト削減を図った。
IH方式を採用しているので、出来立ての食事を味わえるほか、最終加熱調理が食器ごとカート内で行われるため、食器への盛り付け時に起こりやすい2次汚染による食中毒を減少させる効果もあります。

伝統の技術が介護者に喜ばれる
このシステムで中核となるのは、IH加熱調理が可能な超耐久性プラスチック食器。伝統的漆塗技術を受け継ぎながら新しい技法を取り入れ、2007年、県工業技術センターと福井大学との共同研究で開発しました。「試験運用した介護施設や病院では、温かくておいしい、食器がきれいと利用者に喜ばれているようです。
プラスチック製とはいえ、伝統技術で作った漆器調です。施設の中でも高級感を味わえるのが魅力を感じてもらえます」と、下村昭夫氏は話していました。

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