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2013年10月05日

オルゴ、100年企業 先駆け事業で盤石に

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オルゴ(大阪市)が創業100周年を迎えた。田中新和社長は「100年企業に対する一般的な見方は、厚い信用と人のつながりを大事にする気風が確立している。これを行動の規範として、常に待ち望まれる企業でありたい」と話し、盤石な経営姿勢を目指していく。

 魔法瓶専門店「電明社」として大阪市内で事業を興した1913(大正2)年。

同年、ハウス食品やトンボ鉛筆が開業している。日本の人口は5100万人の大台に乗ったものの日清・日露の2つの戦争による政治や経済のゆがみを立て直す時代でもあった。

 第2次大戦を経て社名は55年「鬼マホービン」、64年「ダイヤ魔法瓶工業」、88年に現行社名に変更した。

 100年間に及ぶ事業のなかで経営基盤を固めたのがファッション紙『ヴォーグ』をイメージした魔法瓶のシリーズ化だった。ギフト業界では流通段階で一時、「取り合い」になるほどの人気商品に上り詰めた。3年後、魔法瓶の外面を「意匠する」デザイナーとして山本寛斎氏を起用した「寛斎シリーズ」も商品化した。

 消費者が求めるものは機能や性能に飽き足りず、生活用品・道具のインテリア化への先駆けとなった。同時に、デザイナーと共作事業が魔法瓶・ポットは「一人1本」などの需要掘り起こしに貢献した。

 現行社名のもとで、保温調理でおかゆが簡単に作れる「お粥ジャー」、どんぶり型の保温調理器「どんぶりジャー」へと、保温機能を軸にさらに用途を広げるアイデア商品を市場に投入してきた。

 現在、ジュエリー感覚のステンレスマグボトル「ジュエルマグ」へと進んでいる。

 「企業スローガンの『生活 夢グッズ』は商品開発の方向性を示したもの。100年後とまで言わなくても10年後、20年後もお客様にとって魅力あるメーカーでありたい」と、田中社長は話している。