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2015年07月22日

八幡化成が50周年 デザインプラスチックメーカー

 

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 プラスチックメーカーの八幡化成は今年7月、創業50周年を迎えた。このほど慶事を伝える案内を取引先などへ発送。高垣美代子社長は特別な方向性は打ち出していないが、ホームページには「夢とHappyを届けたい」という旨のコメントが見られた。

 同じ色や形、すべっとした感触…無個性の代表格ともいえるプラスチック素材に、センスや個性、機能性といった独自の価値にこだわり続ける。創業から50年を経て、八幡化成がこれから目指すのは人の内面に触れるもの作りなのかもしれない。

 これまで日本では、プラスチックで作られた日用品や雑貨は個性よりも機能や価格などが最優先されてきた。プラスチック・メーカーは機能性や価格を商品企画の最重要テーマとして取り組んできた。安くて便利がプラスチック日用品の最大のメリットであった。

 同社でもそうした路線を踏まえながらも、一歩踏み出すため、独自性豊かなデザインを凝らし、継続的にプラスチック日用品・雑貨を商品化してきた。こうしたなかから、「ウエイビーway-be」や「セルテヴィエ(sceltevie)」といったブランド(登録商標)を育ててきた。

 デザインや製造技術などに力を入れている商品や企業姿勢に対して、ソフトとハードの両面から顕彰する業界や団体がある。

 同社が加盟の日本プラスチック日用品工業組合は商品の完成度を高めるなどの目的から 「プラスチック日用品優秀製品コンクール」を長年、主催している。

 日本流行色協会も生活用品や工業製品など、広い分野にわたり、次の時代の製品や暮らし方、その時の流行色の方向性などを発信している。

 この2団体から近年、ほぼ毎回、高位受賞していることからも、同社のモノ作りの方向性や長期な視野に立っていることがうかがえる。

 販路を見てもインテリアショップ、コンセプトショップ、家具店、ネット販売、百貨店、量販店、専門店、ホームセンターなどがあり、多様な生活者が八幡化成を支持していることがわかる。

八幡化成のプラスチック商品はすべて日本製

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 八幡化成=岐阜県郡上八幡町旭182   http://www.hachimankasei.co.jp/