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2014年01月31日

阪急・阪神グループ、スーパーのイズミヤ を経営統合。H2Oの子会社に

阪急百貨店と阪神百貨店のグループ企業とスーパーのイズミヤは6月1日をめどに経営統合する。
統合はグループの持ち株会社エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)の1株に対して、イズミヤは0.63の比率で株式の交換とし、イズミヤはH2Oの完全子会社となる。東証1部に上場しているイズミヤは5月末廃止する予定。人事交換ではイズミヤからH2Oへ代表取締役1人と取締役2人、H2Oからイズミヤへ取締役2人が就任するほか、両社間で従業員の出向もある。

H2Oリテイリングの2014年3月期の連結売上高は5700億円、当期利益93億円を予定。イズミヤの2月期連結売上高は3500億円、当期利益は6億円を予定している。
両社を合わせた売上高規模は9200億円程度で、大丸や松坂屋などの百貨店のJ.フロントリテイリングと、中部圏などに出店しているユニーグループ・ホールディングスの売上高がそれぞれ1兆円を超える規模で、H2Oが後を追うことになる。

百貨店とスーパーの2つの業態を主軸として関西での基盤強化を固めていく。統合効果としてカード事業や食品の製造、商品調達、店舗競争力の強化、宅配サービス、施設の共通化によるコスト削減などに取り組んでいく。

イズミヤ新社長に四條専務
経営統合に伴って、イズミヤは3月1日付で、代表取締役社長に 四條晴也専務が就任する。 坂田俊博社長は代表権のない会長に就く。