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2018年01月07日

2018年 関西家庭金物家庭用品業者の互礼会

関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会が2018年1月5日、大阪市内のリーガロイヤルホテルで開かれ、57回目を迎えた今回、関連業界の代表者ら120人が集まった。

発起人代表の中村健輔氏(大阪府家庭金物卸協同組合理事長)は出席したメーカー、卸業の関係者に向けて、新商品の事例をあげながら、「新しい需要や市場を開拓でき得る商品が出現しており、工夫の余地はある。製販が密になり、需要の創造に向かいたい」と、あいさつした。

世界経済の先行きの明るさなどを反映して、好況の兆しは証券市場が先陣を切って見えてきた。一方で、人件費や運賃、副資材などコストの上昇もあり、取り巻く経営環境の厳しさから好転していない。会場では、「変化対応にはスピードが大事」とする関係者の声が多く聞かれた。

乾杯発声は岩﨑能久・日本プラスチック日用品工業組合理事長、万歳三唱は市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長の2氏がリードした。

 


【発起人代表挨拶】
中村健輔・大阪府家庭金物卸協同組合理事長
更なる飛躍のために思い切った判断が必要だといわれており、従来の殻の中に閉じこもっていては、大きな動きから取り残されてしまうでしょう。

昨年2017年、働き方改革が一層クローズアップされました。労働人口の減少や最低賃金の底上げ、運賃値上げなど、企業にって大きなコストアップ要因となっています。

景気は「緩やかな上昇基調にある」といわれていますが、家庭用品業界は未だデフレ状態から脱却できずに、厳しい状況が続いております。

今年こそ更なる工夫を凝らし、付加価値の高い、高額品の開発や販売への取り組みが求められています。暗証番号付きの魔法瓶が発売されました。安全安心という観点から新しい需要や市場の開拓と得る商品の1つといえるでしょう。工夫の余地はまだまだあります。製販業者が密になって新しい需要創造に進みたい。(アピデ社長)

 

 


【乾杯発声】
岩﨑能久・日本プラスチック日用品工業組合理事長
今年は戌年。犬の成長は人間に比べて速い。1歳までは人の18倍というスピードで、その後7倍、4倍と成長し続けます。われわれもそのスピード感にあやかりたいものです。

戌は11番目の干支で、次ぎ新しい干支を迎えるための種まきの役目を担っている。われわれも「次への布石」として、この1年に臨んでいきます。(岩崎工業社長)

 

 


【万歳三唱】
市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長
証券業界は年初からバブル期以来の活況です。家庭用品業界は不況には強いが、好況には強くない。周辺業界がバブルに沸いていても、われわれはひっそりとやっている状況で、「安定した業界」ともいえる。

現況のバブルといわれているのは実態のあるわけで、私たちにも好況をつかむチャンスはある。私自身、年男として、儲かるところを犬がにおいを嗅ぐように、探しながらがんばっていきたい。(象印マホービン社長)